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第127話 茜の想い

Auteur: あるて
last update Date de publication: 2026-02-12 05:48:19

 より姉の卒業式は圧巻だった。

 卒業生が自分で作った衣装を身にまとい、ファッションショーのように歩く姿はすごいの一言。

 その中でもより姉の姿はひときわ目立っていた。

 本物のモデルも顔負けの美貌と、わたしより|少《・》|し《・》|だ《・》|け《・》高い164cmのスレンダーな体に赤のドレスが良く映えている。そんなより姉がまっすぐに前を見て堂々と歩く姿は衆目を集めていた。

「なんだか輝いてみえるね~」

 隣に立つひよりから、感嘆のため息が漏れる。

 卒業式は休日に行われたので、家族全員が連れ立って見に来ていた。

「小学生じゃねーんだから」

 そう言って恥ずかしがっていたより姉だけど、表情はどこか嬉しそうだったのは言うまでもない。みんな家族のことが大好きだもんね。

「すっごくキレイだよ。がんばってね」

 わたしがそう声をかけたら真っ赤になってたけど。

 だけど本当にキレイだ。卒業おめでとう、より姉。

 * * *

 より姉、すごかった。

 わたしもあんな風になれるかな。

 今日はいよいよわたしの卒業式。

 ゆきと一緒に通えた学生生活もこれでおしまい。寂しいに決まってる。

 一年くらい
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